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「建築は生きているー吉村順三建築のいま」展に参加して

先日、2/6に「建築は生きているー吉村順三建築のいま」展(JIA東海支部愛知地域会住宅研究会主催)の会場スタッフとして参加した。

会場は、文化のみち橦木館で、陶磁器商として活躍した井元為三郎が、大正末期から昭和初期に建てた邸宅だ。名古屋市が買い取り、NPOが管理している。みたところ建物のメンテナンスは適切にされているようだ。

先日、十州楼の見学会でみたような手工芸的インテリアや和風の外観が印象的だ。

もっとも、十州楼の場合は橦木館のように継承、保存への道は険しそうなのだが。

ぜひ残ってくれることを祈るのみだが。。。

展示物は多岐に及び吉村順三設計の家具、照明器具(実物なのだ)の他、各種の設計図集、出版物、模型などなど、蔵も展示会場となっていた。

スライド展示やビデオでの作品紹介(軽井沢の山荘)も橦木館の特性を活かした効果的しつらえだと思った。12日間で来場者約1800名、この寒い時期を考えれば記録的入場者数ではなかろうか。

個人的には、受付は多忙だったが癒された。

故吉村順三先生の家具、照明器具などが奏でる雰囲気が橦木館のそれと絶妙のシンフォニーとなっていて、夕闇せまる閉会の午後5時ごろには絶頂に達した感があった。

ビデオでの作品紹介(軽井沢の山荘)で先生が語られた「充分な光さえあれば、器具などいらないのだ、暖炉の火もそのひとつなのだ」と。

やれ省エネだの、LED照明だのと世間では騒いでいるが、この日の橦木館は、柔らかなで暖かい白熱照明の光に満ちていた。いまにもどこからか吉村順三先生が出てきそうな雰囲気でもあった。

今日は、先生から住まいの設計の原点を教示していただいたような気がした。

Img_4631_2 会場の文化のみち橦木館入り口

Img_4711 展示風景、手工芸的障子の向こうに茶室がみえる

Img_4719 園内にある2畳半中板向板切の茶室

Img_4739 蔵内の愛知県芸大キャンパスの展示

Img_4745 折りたたみ運べる椅子

Img_4747 夕闇せまる展示会場、光のシンフォニー

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住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

温かい建築いいですねo(*^▽^*)o

確かに、最近、省エネ省エネと少し合理主義になりすぎているような気がします。

投稿: | 2011年2月 8日 (火) 20時29分

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